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2022-12-07

原始反射を崩す

原始反射を崩す「aZメソード」

『ひらめき集中塾』では、音響装置や聴覚トレーニングシステムによる発達・成長への変化を生み出すために開発した音響機器を使ってお子さまの発達を促進する「aZメソード」というプログラムをおこなっております。

この「aZメソード」の特長は、「ことば」や「コミュニケーションの力」を効率よく向上させるためだけでなく、「機械的なリズム」すなわち「原始反射」が優勢になっている発達障がい児に対し、「機械的リズム」を弱めながら「自然のリズム」への組み換え、原始的リズムを崩し、弱める目的のためにポイントをしぼった仕組みが施されています。

ニュースキャン、音響免疫療法、生命サウンド自然音BGMは、階層的・複合的に脳にはたらきかける音源が同時並列的に流れることで、単調なデジタル音ではない複雑かる精妙な刺激を与えるので立体的・空間的な身体の中から自然の状態を再現する刺激になっています。

発達障がい者の五感に残存する「原始的なリズム=機械的リズム」を崩し、本来あるべき「自然のリズム=調和のリズム」を取り戻せるように、階層的・複合的な刺激を脳とからだ全体に与えていきます。

また、「食と栄養」の観点からは、食事から摂取される成分(石油化学合性物質)と脳内の物質(神経伝達物質)との親和性が明らかになり、血液脳関門を通過し脳内に侵入した毒素が「神経毒」という形で神経伝達物質、脳内ホルモンに影響を及ぼします。神経毒は本来の生体リズムにかく乱を起こし、制御不能な状態が自閉症をはじめとする発達障がい児の体内で起こっています。これは無意識・無自覚的な作用が起こるため、「原始反射」と深く関係しています。それを意識に上げることが何よりも重要です。そのためには「原始的リズム」を崩し、弱めるための「食と栄養」からの日々のアプローチが必要なのです。

原始的リズムは、「パターン化を日々強化する」という特徴があります。それは崩しても崩しても、また元に戻るという頑固な特性があります。それほどまでに潜在意識に深くリズムが刻まれているからです。

原始反射の残存によって発達障がい児の行動や思考はパターン化していきます。これは条件反射的に強化因子となっていく傾向が強いのです。困った行動をスイッチが入ったようにパターンとして繰り返す、奇声やパニックや昼夜を問わず泣き止まない、爪先立ちや、手離し、ジャンプ、多動などの常同行動=エコラリアという状態は、障がい児を育てる親は毎日が、このようなたいへん心労がつみ重なっていく辛い状況にあります。

そこでトレーニングにおいて、いちばんの基本は、発達障がい児の原始反射の行動、すなわち、無意識の行動をいかにストップさせて、崩し弱めることができるかです。でも、それは油断するとまたすぐに戻ってしまいます。このように発達障がい児の親は、注意深く子供を観察する必要があるので、一種のトレーナー的な感覚を持って子どもに向き合っていかざるを得ないのですその強固なパターンを弱め・崩していかないかぎり発達障がい児の発達と成長は難しいのです。「無意識行動を一旦ストップさせ行動を意識に上げる」これを意識して継続することがとても重要です。

ひらめき集中塾で行っていることはとてもシンプルだといわれています。しかし、シンプルなことを継続し、発達障がい児の脳の中で起こっていることを注意深く見ていくことで、必ず変化は出てくるのです。その方法は、個人個人違っていて当然です。ひらめき集中塾では、まず個別対応でお子さんの状況をお見受けしながら適切なアドバイスをしています。

そして、家庭で日々の積み重ねによる原始反射の崩し方や弱め方、さらには親のメンタルの重要性といかに不安を取り除くかをアドバイスさせていただきます。

そして、それは継続性をもって取り組むことです。言い換えれば、もう一度お母さんのおなかの中に帰って脳の発達・成長のプロセスを再現するようなイメージです。それはまるで羊水に浮かびながら母胎から響いてくるリズム(心拍音や血流音、呼吸音、母親の声など)を全身でシャワーのように浴びるようなイメージです。

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